想いの形、旅立ちのかたち

スタイル別葬儀

一日葬

お通夜・告別式を行わないシンプルな旅立ち

「遺された家族に負担をかけたくない」「打ち合わせ等の時間が中々取れない」「お通夜・告別式はせずに、スマートな旅立ちにしたい」
一日葬は、シンプルな旅立ちをお考えの方に最適なスタイルです。

お通夜・告別式を省いても、一般の葬儀同様に故人はお着替えし、棺は花々で包み近しい方々でお送りいたします。
また、火葬時に僧侶にお経をあげていただくこともできます。

お別れ花

故人との最期の対面の際に、棺にお入れするお花です。
胸元を華やかに飾るボリュームになっております。
お花の種類や色味等は、ご希望をお伺いすることもできます(オプション)。
故人がお好きだった花など、お好みのものをお申し付けください。
※季節やご葬儀の日程によりご希望に添えない場合もございます。

費用


多彩なプランで幅広くご検討いただけます。

ご葬儀に関する疑問をQ&A形式でご紹介。

もしもに備えて事前準備をオススメします。

家族葬

近しい方々の想いを最優先したスタイル

ご家族を中心に親しい人が集まり、旅立つ人の思い出をゆっくりと振り返る葬儀スタイルです。
お付き合いや義理の会葬はできるだけ減らして、気を遣わないアットホームな雰囲気で故人を想う時間。
家族葬は近しい人だけのアットホームな葬儀のことです。
葬儀の流れは一般葬と変わりませんが、故人や家族の想いを第一に考えて進めていけるスタイルです。
ご香典の辞退や会葬礼状を作らないなど、オリジナルの葬儀を作り上げることができます。

家族葬とは

家族葬とは、ご遺族やご親族・故人と親しかった方々が集まり、最後のお別れをする小規模な葬儀のことです。
家族葬では、会社・団体などには葬儀・告別式の主旨をご説明ご理解いただいた上で、ご案内は控えます。
近しい方々だけがお集まりになるため、一般会葬者への対応や気遣いが軽減されます。
故人とのお別れの時間を大切にしていただけることから、近年増えてきている葬儀の形です。

こんな方におすすめ

落ち着いて別れの時を過ごしたい

心のこもった内輪だけの小さな葬儀にしたい

知人・会社関係の方にご足労をかけたくない

家族葬の注意点

故人のおつきあいの深さを完全に把握しているご遺族は少なく、本来知らせるべき方への連絡がおろそかになる場合があります。そうすると、葬儀が済んだ後、訃報を聞いた方が次々と訪れ対応に困ったり、「なぜ知らせてくれなかったのか」と苦言をいただくことも少なくありません。
後々の苦労や不義理を避けるため、お知らせする方はあくまで慎重に検討することをおすすめします。
また、町内からのお手伝いや会葬をお断りしていても、予想外の会葬者が出て会葬返礼品が足りなくなったりすることがあります。
手伝いや会葬は不要であることをしっかり伝えておくことで防ぐことのできるトラブルです。

会葬者の留意点

家族葬は、故人のご遺志やご家族のご希望を最優先に葬儀を執り行います。
そのためご会葬、ご香典をお断りさせていただく場合がございます。

家族葬専用施設

ゆったりとした気持ちで過ごしていただきたい家族葬。
家族葬は各葬儀会館どこでも行えますが、「家族葬ホール絆【恵那】」、「家族葬ホール絆【中津川】」は、特におすすめできる家族葬専用施設です。
どんな宗教形式にも対応できる収容人数最大40名のホールをはじめ、浴室や仮眠室、宗教者控え室も完備。遺された家族や会葬者が安らかに故人を弔う場となるべく、プライベートが重視されたあたたかい空間になっています。

祭壇

お花の種類や色味等はご希望をお伺いすることもできます(オプション)。
故人がお好きだった花など、お好みのものをお申し付けください。
※季節やご葬儀の日程によりご希望に添えない場合もございます。

葬儀費用プラン

丸八葬祭では、祭壇、ご位牌、御棺、放送設備など一式となった祭壇セットをご用意しています。

多彩なプランで幅広くご検討いただけます。

ご葬儀に関する疑問をQ&A形式でご紹介。

もしもに備えて事前準備をオススメします。

一般葬

すべての人にありがとうと言える式

最期だからこそ、古来からの形式に法って旅立つ美しさ。
関わってくださった全ての人に感謝して「ありがとう」と「さようなら」を。
遺されたご家族にとっても、一つの区切りの日となるように。
一般葬が多くの人に選ばれるのは、こんな理由から。
故人の仕事仲間をお料理でもてなし、改めてお礼を述べる機会は、お葬式が最後かもしれません。
ご家族の知らない故人の一面をお話しくださったり、思わぬ発見に話も弾む温かいお葬式。

一般葬とは

一般葬とはいわゆる通例的な葬儀のことで、ご親戚や知人・友人だけでなく、ご近所の方や会社関係の方など、故人が生前にお付き合いがあった方々をお招きします。多くの人で故人を見送る、 最も多くのお客様が選ばれるスタイルです。
宗教儀礼を中心に厳かに式が執り行われます。葬儀は通夜・告別式と2日間に渡るのが一般的で、参列していただいた方へ返礼品やお料理などでおもてなしをします。

こんな方におすすめ

生前関わりがあった多くの方に参列してほしい

代々受け継がれた形式に従って葬儀をしたい

人生の最後を飾るべく格調高い葬儀にしたい

一般葬の注意点

基本的には故人と関わりのあった方々全てに葬儀のことをお知らせするため、ご家族であっても会葬者の数がなかなか予測できない式になります。
滞りなく葬儀を進めるには、可能な限り事前に何人くらい集まるかを予想しておくことが大切です。あまりにも予想より会葬者の人数の増減があると、費用の変動が生じる場合もございます。
経験豊富な葬祭ディレクターが的確にアドバイスさせていただきますのでご相談ください。万が一予想外の事態になったとしても、できる限り対応させていただきます。

会葬者の服装・マナー

葬儀に会葬する際、仏式の葬儀の場合には数珠を持参します。
男性の服装はブラックスーツに白のスタンダードシャツ、黒のネクタイが基本です。ベルト・靴下・靴も黒のものがあればなお良いでしょう。
女性の服装は、黒のワンピースやスーツなど光沢の無い生地で、飾りにも金属など光るものが無いデザインを選びます。黒のストッキングを用意しておくとよいでしょう。お化粧やアクセサリーは控えめに。涙を表すパールのイヤリングやネックレスを身につけることが多いです。

祭壇

一般葬の祭壇の一例です。
お花の種類や色味等はご希望をお伺いすることもできます(オプション)。
故人がお好きだった花など、お好みのものをお申し付けください。
※季節やご葬儀の日程によりご希望に添えない場合もございます。

多彩なプランで幅広くご検討いただけます。

ご葬儀に関する疑問をQ&A形式でご紹介。

もしもに備えて事前準備をオススメします。

大型葬・社葬

たくさんの人たちに惜しまれての最期の日

故人の社会的地位の高さに相応しい立派な葬儀で見送られたい。
大型葬・社葬は、長年築き上げてきた社会に対する貢献を称えられ、たくさんの人たちに見送られる葬儀スタイルです。
「大勢の方に見送られて旅立ってほしい」そんなご家族や企業・団体様の想いにお応えできる格調高い壮大な式を執り行えるようお手伝いいたします。

大型葬・社葬とは

会社や団体が主体となる社葬・団体葬と、ご遺族が主体の大型葬、会社とご遺族が合同で執り行う合同葬があります。
なかでも社葬は主に企業の社長・役員・生前に功績を残された方の葬儀として行われ、ご遺族ではなく企業で葬儀委員会を設置して打ち合わせ・準備・運営を行い、葬儀にかかる費用は企業負担となります。
団体葬の場合も流れは同じで、団体が主体となり葬儀を執り行い費用負担もします。
合同葬の場合は、企業とご遺族が「ご遺族は出席するが香典は辞退」「会葬者は企業の取引先や業界団体など関係者のみに限定」など、一般の葬儀と異なる形式をとることも多くあります。
ご遺族が知らない仕事関係の大切な方にも会葬していただくことができ、功績を残された故人を盛大にお見送りできます。

こんな方におすすめ

葬儀を通じ会社の理念や事業の継承をお伝えしたい

企業が主体となり、ご遺族の負担をできるだけ少なくしたい

故人の社会的地位に見合った格調高い葬儀にしたい

大型葬・社葬の注意点

大型葬の場合、会葬者の人数が予想しづらいので、食事や返礼品を多めに準備するなど参列者の方にご不便や失礼のないよう進める必要があります。
社葬の場合は宗教的儀礼についても、ご遺族・会葬者・企業すべてに配慮し、慎重に検討して全体を取りまとめることが大切になります。
また、日程調整においてもご遺族や近親者による密葬の後での葬儀となりますので、専門的な知識も含めて最適なご提案をさせていただきます。

会葬者の服装・マナー

一般葬と同じく会葬する際は、男性の服装はブラックスーツに白のスタンダードシャツ、黒のネクタイが基本です。ベルト・靴下・靴も黒のものがあればなお良いでしょう。
女性の服装は、黒のワンピースやスーツなど光沢の無い生地で、飾りにも金属など光るものが無いデザインを選びます。黒のストッキングを用意しておくとよいでしょう。お化粧やアクセサリーは控えめに。涙を表すパールのイヤリングやネックレスを身につけることが多いです。
社葬では香典、供花を辞退するケースもありますので関係者の方に意向をご確認いただくことをおすすめします。

祭壇

大型葬の祭壇の一例です。
お花の種類や色味等はご希望をお伺いすることもできます(オプション)。
故人がお好きだった花など、お好みのものをお申し付けください。
※季節やご葬儀の日程によりご希望に添えない場合もございます。

多彩なプランで幅広くご検討いただけます。

ご葬儀に関する疑問をQ&A形式でご紹介。

もしもに備えて事前準備をオススメします。

故人様を偲び、想いの伝わるご葬儀を

宗教別葬儀の流れ

無宗教葬

限りなく自由に広がるお葬式のスタイル

お客様の想いを枠にとらわれることなく自由に表現できる無宗教葬。
最近注目されているお葬式の形です。
式次第や装飾の決まりごとは何もありません。
故人の好きだった音楽を流したり、思い出の写真を飾って偲ぶこともできます。
お葬式というより、故人を想い敬いその人生を振り返る大切な集い。

無宗教葬とは

無宗教葬とは、自由葬とも言われ「仏教式」「神道式」「キリスト教式」などの宗教形式にとらわれないスタイルの葬儀のことです。
特定の宗旨宗派にとらわれない葬儀ですので、ご遺族の想いを自由に形にして、故人とのお別れの時をお過ごしください。
もちろん、故人のお好きだった香りのお香でご焼香されたりなど、宗教形式の良さを取り入れてもかまいません。
無宗教葬の例をご紹介いたします。

こんな方におすすめ

特定の宗旨宗派に属していない

形式張った葬儀ではない偲ぶ会のような葬儀をしたい

故人を好きだったもので囲んであたたかく見送りたい

無宗教葬の注意点

一般的にはご理解が難しい面もある葬儀形式です。「これでは成仏できない」と仰る方もいるかもしれません。事前に無宗教葬にしたい旨をご親戚等に、ご相談いただくことをおすすめします。
また、お墓が菩提寺にある場合、無宗教葬で葬儀をしてしまうと納骨を拒否されたり、納骨をするならお葬式のやり直しをし戒名もいただくように言われる、という例もございます。宗旨宗派の指定がない公営墓地や民間墓地にお墓があり、ご親戚の理解も得られやすい方におすすめいたします。
他には、通常の葬儀終了後に続いていくご供養、四十九日や一周忌といった追悼式を、無宗教葬としてどういった形で執り行っていくか、という課題もあります。

いずれにしましても、事前のお打ち合わせが重要になってくる葬儀です。丸八葬祭では事前相談も承っております。無宗教葬においても、培われた豊富な経験で的確なアドバイスをいたします。

葬儀のバリエーション

無宗教葬の葬儀の形は、大まかに3つの部類に分けられます。そのほかにご希望がございましたら、いくらでもアレンジが可能です。ぜひご希望をお聞かせください。
例えば、祭壇ひとつとっても、故人が好きだった生花でアレンジしたり、キャンドルで幻想的な演出をしたり、故人の思い出の品を展示したり…。また、あえて祭壇を置かず、棺を会葬者で囲むように配置したりする場合もあります。
故人の人生をしめやかに、ドラマチックに振り返る葬儀を、プロデュースしてみませんか?

音楽葬

故人を偲び、生前好きだった曲や詩で素敵な演出をします。
CDの演奏のほか、ピアノや弦楽四重奏・ギターなどの専門奏者を手配して生演奏で送ることもできます。

お花葬(生花葬)

和花や色とりどりの洋花を使い、格式高い生花祭壇から、お花畑のような祭壇まで、自由にアレンジすることができます。
お好みのお花や、使用するお花の色などの様々なご要望にお応えします。

その他にも、ワイン葬やティーセレモニー(式の前に会葬者をコーヒーやワインでもてなす)など、一般の概念にとらわれず自由な発想で行うことが可能です。

ご葬儀のあとの様々な手続きをご案内します。

ご葬儀に関する疑問をQ&A形式でご紹介。

もしもに備えて事前準備をオススメします。

仏教式

お通夜・読経・戒名…最もポピュラーなお葬式

お葬式と言えばまずイメージする仏教式の葬儀は、日本人に馴染んだ最も一般的な送り方です。
細かな儀礼・作法は宗旨宗派によって異なりますが、大まかな流れはさほど変わりありません。
お経を聞きながら、しんみりと在りし日の故人を偲ぶ。
仏弟子となるべく、旅立つ故人を見送る式。

仏教葬とは

主な特徴としては、位牌、仏壇、戒名(浄土真宗の場合は法名)といった制度があり、故人は葬祭儀式を司る僧侶によって引導を渡されるとされています。故人に対する授戒、成仏が主な目的です。(浄土真宗は授戒・引導はありません)
お通夜、葬儀・告別式で僧侶のご読経を賜り、会葬者に故人とのお別れにご焼香していただきます。

香典の書き方

表書きは、霊の存在がない浄土真宗以外では「御霊前」、浄土真宗は「御仏前」が一般的ですが、「お香をお供えします」という意味になる「御香料(ごこうりょう)」「御香資(ごこうし)」「御香奠(ごこうでん)」でも大丈夫です。これなら浄土真宗でも失礼にあたりませんので、はっきりと相手方の宗派がわからない場合に便利です。
記入するときは薄墨を使用。「涙で墨がにじんでしまいました」という意味です。弔辞用として薄墨筆ペンが市販されています。
水引は黒白か銀一色で「繰り返さない」という意味の結びきりを使用します。蓮の花も使用可。
ご遺族の事務的負担を軽減するため、裏には金額と住所を必ず明記してください。故人と親交が深い方でも、ご遺族は連絡先を知らないことがあるためです。

葬儀例

ごく一般的な仏式の式次第をご紹介します。細かい事項は宗派によって異なります。あくまで一例ですので、詳しくはお尋ねください。
※ 1〜6はお通夜・告別式共通、7〜8は告別式のみの流れです。

1.会葬者の入場

喪主をはじめ、親族一同、故人と親しかった人々、参列者の方々が着席します。

2.僧侶の入場・開式

一同、姿勢を正して黙礼や合掌をしてお迎えします。

3.読経

僧侶が祭壇の前に座って読経を始めます。

4.弔電・弔辞

弔電は司会者が代読します。

5.ご焼香

喪主、ご遺族、近親者、来賓、一般会葬者の順に焼香していきます。

6.僧侶の退場・閉式

一同、姿勢を正して黙礼や合掌をしてお見送りします。

7.喪主のご挨拶

遺族を代表して喪主様がご挨拶をし、閉式となります。

8.ご出棺

最期の対面の後、ご遺族やご親族の手で霊柩車まで運びます。

様々な宗派

宗旨宗派によって、細かく言えば数珠の珠の数、持ち方からご焼香の仕方まで、様々な形式があります。主な宗派の形式をご紹介します。ご紹介する事由以外にも、細かいしきたりや形式もございますので、詳しくはそれぞれの宗教者にお尋ねいただくことをおすすめします。

天台宗

顕教と密教の併修が特徴で、日本の葬儀の源と言われています。葬儀では法華経と阿弥陀経が読経され、光明真言法による土砂加持が行われます。故人には大乗仏教の修行者である菩薩になるための円頓戒(えんどんかい)が授けられます。
焼香は1回、丁寧な場合は3回。線香は3本立てます。

浄土宗

法然(円光大師)が開祖とされ、阿弥陀如来の救いを信じ、南無阿弥陀仏を唱えていると、人生を心豊かに生きぬき、死後は浄土に生まれて仏になることができる、との教えです。
「南無阿弥陀仏(なむあみだぶつ)」を唱えることが多く、焼香は1回または2回でも構いません。

浄土真宗(本願寺派・大谷派)

門徒であれば死とともに阿弥陀仏によって極楽浄土に迎えられている、という教えから、成仏を祈る必要がなく、葬儀は死者への供養ではなく残された人々の仏縁の場、ととらえます。よって、他の宗派のように「授戒」「引導」がなく、死に装束や清め塩も用いません。弔電や弔辞での「冥福を祈る」「草葉の陰」「お祈り」といった表現もタブーとされています。
「南無阿弥陀仏(なむあみだぶつ)」を唱えることが多く、線香は1本を2つに折ってから火をともし、香炉へ横に寝かせて置きます。焼香は、抹香を額におしいただかず、そのままつまんで香炉へ入れます。

臨済宗

生まれながらに誰もが備えている純粋な人間性を悟り、人間の心の本性が仏と同一であることを悟るのが成仏という教えです。
「南無釈迦牟尼仏(なむしゃかむにぶつ)」を唱えることが多く、焼香は、抹香を頭におしいただかずに香炉に入れます。回数は1回もしくは3回。線香は1本立てます。

曹洞宗

仏弟子となる証である戒名は、授戒会という行事に参加して授かるものでしたが、昨今は葬儀の場で「授戒」を行うことが多くなりました。
「南無釈迦牟尼仏(なむしゃかむにぶつ)」を唱えることが多く、焼香は抹香をつまんで軽く頭におしいただき香炉に投じ、次におしいただかずの2回行います。線香は1本立てます。

日蓮宗

日蓮聖人を宗祖とし、「お釈迦さまの説かれた「南無妙法蓮華経」の題目を唱え、善行を積めば、世の中を救える」との教えです。
「南無妙法蓮華経(なむみょうほうれんげきょう)」を唱えることが多く、焼香は、抹香をつまんで軽く頭におしいただき、香炉へ置きます。回数は1回もしくは3回。線香は1本立てます。

真言宗

弘法大師空海が宗祖で、本尊は大日如来様です。真言宗は古義と新義に分かれ、古儀も高野山真言宗はじめ各派に分かれていて、作法も細かい部分で違いがあります。
「南無大師遍照金剛(なむだいしへんじょうこんごう)」を唱えることが多く、焼香は3回、会葬者が多い場合は1回。線香は3本立てます。

葬儀後の流れ

大まかな葬儀後の流れをご紹介します。
細かな行事や宗派ごとの決まりなどもございますので、詳しくはスタッフにお尋ねください。

葬儀後に、故人の供養を7日ごとに49日間行います。
この期間を「忌中」と言い、49日を過ぎると「忌明け」といいます。忌明法要はその最初の法要となります。その他にも、毎月故人が亡くなった日を「月命日」と呼び、お花や故人が好きだった食べものなどをお供えします。

また、年ごとに故人の命日に供養を行うことを年忌法要もしくは法事といいます。
代表的な法事は、ご逝去された翌年の命日に行われる一周忌。親族・知人・友人を招いて法要をし、その後に僧侶や会葬者に、御礼の意味をこめて食事を振る舞います。そして逝去後二年経つと三回忌。内容は一周忌と変わりませんが、この頃までには納骨を済ませておくと安心です。さらに、ご遺族・親族のみで行うのが一般的な七回忌。この頃から、法要の規模を小さくしていきます。
その後、十三回忌、十七回忌、二十三回忌、二十七回忌と続き、三十三回忌となります。

仏教では、ご逝去されてから33年を過ぎると極楽浄土に行くと言われていますので、これで一つの区切りとして、仏壇から戒名を記した位牌を片付け、これ以降は「○○家先祖の霊」の牌を祀ることになります。

ご葬儀のあとの様々な手続きをご案内します。

ご葬儀に関する疑問をQ&A形式でご紹介。

もしもに備えて事前準備をオススメします。

神道式

日本人の誇らしき没後の姿

仏教伝来以前から、我が国にあったとされている神道式。
故人の御霊はその家にとどまって家の守護神となり、ご遺族のみならず自らの子孫を永続的に守るとされています。
姿は見えずとも、遺された家族を愛し守る存在であることに変わらない。
大切にすべき、日本固有の葬儀形式です。

神道式とは

神道の形式によって行われる葬儀を、神道祭・神葬祭といい、故人のたましいがその家にとどまり、家の守護神としてご遺族を守るように成るべく、執り行われます。
仏教葬のように焼香や線香を用いることはなく、故人の生前の功績を称え、玉串を奉って拝礼する玉串奉奠(たまぐしほうてん)を行います。玉串とは榊の枝に紙垂(しで)を付けたものをいいます。お参りの仕方は後ほどご紹介いたします。

香典の書き方・会葬者のマナー

香典袋の表書きは、「御霊前」「御榊料(おんさかきりょう)」「御神饌料(ごしんせんりょう)」「御神前」「御玉串料」と書きます。香典の水引は、市販されているものでは黒、白、銀、黄などの結び切りのものを用います。
ご遺族の事務的負担を軽減するため、裏には金額と住所を必ず明記してください。故人と親交が深い方でも、ご遺族は連絡先を知らないことがあるためです。

服装は仏教葬に会葬される時と同じですが、数珠は持ちません。

玉串奉奠(たまぐしほうてん)の手順

1.受け取り

神官もしくは葬儀社スタッフの前に行き、玉串を右手で榊の枝元を上から軽く掴む形で持って、左手の手のひらの上に榊の葉の方を乗せて受け取ります。胸の高さにやや左高に持ち、姿勢を整えます。受け取った後、神官とご遺族に対して一礼します。

2.玉串の回転

ご神前に進み、玉串案(玉串を置く台) の一歩手前で止まり、深く一礼します。玉串は1度に回転させず、一旦枝元が自分の方へ向くように時計回りに90度回転させます。そして、枝元を左手、枝先を右手に持ち替えて、枝元を神前の方へ向くよう時計回りにもう1度回転させます。

3.二礼・二拍手(しのび手)・一礼

左足より踏み出て、枝元を神前に向けて玉串台に供えます。遺影を仰いで深く二礼し、両手の平が重なる寸前に止めて音を立てないようにする「しのび手」で二拍手を打ち一礼し、2、3歩後ろに下がります。向きを変えて神官とご遺族に一礼し、自席にもどります。

葬儀例

ごく一般的な神道式のお葬式(神葬祭)をご紹介します。細かい決まりごともたくさんございますので、詳しくはお尋ねください。

1.帰幽奉告(きゆうほうこく)・神棚封じ

ご逝去後、まず帰幽奉告といって神棚、祖霊舎(それいしゃ)に故人の死を奉告します。神棚や祖霊舎の扉を閉め、白紙を張り神棚を封じます。全員で拝礼します。

2.枕直しの儀

故人に白の小袖を着せ、通常は北枕に寝かせます。前面に祭壇を設け、お米・お塩・お水・お酒、故人の好物などを供えます。

3.納棺の儀

故人を棺に納める儀式で、棺に蓋をして、全員で拝礼します。

4.通夜祭

仏式の通夜にあたります。神官が祭詞(さいし)を奏上されたあと、まずご遺族から玉串奉奠をはじめ、会葬者がそれに続きます。

5.遷霊祭(せんれいさい)

故人の御霊を霊璽(れいじ)に遷し留める儀式です。「御魂移しの儀」を執り行い、夜を象徴して部屋を暗くし、神官によりご遺体から霊璽へ御魂が移されます。

6.葬場祭(そうじょうさい)

仏式の葬儀・告別式にあたるものです。故人に対し最期の別れを告げる、神葬祭最大の重儀です。弔辞の奉呈、弔電の奉読、神官による祭詞奏上、玉串奉奠などが行なわれます。

7.出棺祭

最期の別れ・釘打ち・出棺など、仏教式とほぼ同じです。出棺のあとはご遺族やお部屋を神官に清めていただきます。

8.火葬祭

故人を火葬に付す前に、火葬場にて行なう儀式です。神官が祭詞を奏上し、ご遺族が玉串奉奠をします。

9.帰家祭・直会(なおらい)

火葬・収骨を終えて自宅へ戻り、塩・手水で祓い清めて霊前に葬儀が滞りなく終了したことを奉告します。この後、直会(なおらい)を行ないます。
直会とは、葬儀でお世話になった神官、世話役などの労をねぎらい、食事をもてなすことです。これで葬儀に関する儀式はすべて終了で、これより後は、霊祭(れいさい)として行なっていきます。

葬儀後の流れ

仏式の法要にあたるものを、神道では「霊祭(れいさい)」、または「御霊祭(みたままつり)」と言います。
ご逝去された日から数えて十日ごとに、十日祭、二十日祭、三十日祭、五十日祭を行います。最近は、五十日祭に清祓の儀と合祀祭をいっしょに執り行うことが多くなりました。清祓の儀とは、本来は五十日祭の翌日(または百日祭か、一年祭の翌日のこともある)に行うもので、帰幽奉告で下げた神棚の白紙を取り去り、平常の状態に戻すことです。また、合祀祭とは五十日祭のあとの適当な日に、故人の霊璽(仏式の位牌にあたるもの)を祖霊舎(祖先の霊が祀ってあるところ)に移して祀るものです。

「五十日祭」は仏式の四十九日にあたり、清祓の儀をもって忌明けとなりますので盛大に行なわれます。葬儀のときに玉串料をいただいた方には、忌明けのご挨拶をします。
続いて盛大に行われるのはご逝去の一年後に行なわれる一年祭です。仏教葬の一周忌に相当しますので、親戚・知人・友人を招いて盛大に行います。

一般的に、一年祭までは神道葬の延長と考えられており、一年祭以降の儀式は「祖霊祭」と呼び方が変わります。これは、故人が守護神として祖霊の仲間入りをしたと考えられているためです。
「祖霊祭」は三年祭、五年祭と続き、十年祭からは十年ごとに行なわれます。
神道のお墓は「奥津城(おくつき)」といい、お参りをする際には線香ではなく、お米・塩・水・酒のほか、故人が生前好んだ食べ物やお花をお供えします。

ご葬儀のあとの様々な手続きをご案内します。

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